【くま子の冒険 7】

2007-03-11(Sun)
6月10日
 今日も午前中は勉強。
 午後からは、新しい先生の家に行くことになった。
 荻原さんが忙しすぎて家庭教師をやってる暇が無いってことで、今後は舞神博士の知り合いの学者さんが勉強を見てくれるみたい。
 ボクは、舞神博士に連れられて雑然とした古臭い住宅街にやってきた。
 「ここだよ」
 舞神博士が示したのは、今にも潰れそうな木造2階建ての古い民家。
 「こんなところに人が住んでるの?」
 「見た目に騙されちゃいけないよ」
 家の中に入ると、そこは西洋風の屋敷みたいなロビーが広がっていた。
 どう見ても外から見た家の大きさよりも広いよ。
 「何これ? どうなってんの?」
 「空間を圧縮してあるんだよ。詳しい話はまた後日にね」
 博士に色々聞きたかったんだけど、新しい先生と思われる人が奥の部屋から出てきた。
 長い金髪のちょっとカッコイイ男だ。
 「彼が、今後、君の勉強を見てくれるシェフィーダ・ハイデルベック君だ」
 えーっ、外国人?!
 「細かいことはこの書類に書いてある。それじゃ頼んだよ」
 「仕方ないな」
 シェフィーダ先生は、面倒くさそうに舞神博士から書類を受け取る。
 なんだか意地悪そうだし、やる気無さそうだし、こんな人がちゃんと勉強を見てくれるのかな……。
 この日は、互いの自己紹介を兼ねた軽いミーティングをして終了。
 ボクと博士は、追い出されるようにして舞神研究所に戻ってきた。
 「ちゃんとやっていけそうかい?」
 「荻原さんのほうが良かったな~」
 「彼はシアクローン研究の主任だからね……しばらくは忙しいんじゃないかな」
 「じゃあ、博士が教えてよ」
 「私は、人に教えるのが苦手なんだよ」
 「シェフィーダ先生も苦手そうじゃない?」
 「そうでもないよ。祖国には弟子が何人かいるようだしね」
 「へ~」
 そんなこと言われても、やっぱりあの先生に教わるのは気が進まないなぁ。
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