【くま子の冒険 25】

2007-05-13(Sun)
6月28日
 今日はシェフィーダ先生の家で勉強して帰りに伝説の武器屋に寄り道。
 「爺さん、雷神の腕はどうなったの?」
 「うむ……文書を鑑定してもらってきたんじゃが、本物の可能性が高くなってきたのう」
 「それじゃ、探しにいくの?」
 「ううむ……簡単に探しに行ける場所では無いからのう……」
 「でも、早くしないと鯖島屋に先をこされちゃうよ!」
 「その通りなんじゃが……魔境ハコネの奥地に行くだけでも一苦労じゃからのう」
 爺さんの話では、魔境ハコネに棲んでいる魔物はほとんどの場合が人間に敵対的で人間を見つけると襲いかかってくるらしい。
 魔界の影響を受けることで地形も変化してしまっていて奥地に足を踏み入れたことのある人が少ないから詳しい情報もなく、奥地に進むのはかなり危険みたい。
 「これほど危険な場所ならば鯖島屋も簡単には探索することはできんじゃろう」
 「あきらめちゃうの?」
 「わしがもう少し若ければのぅ……。今回は信頼できる冒険家を探して探索の依頼をするしかないかのう」
 「冒険家~?」
 「魔境ハコネには様々な遺物が残されとるんじゃ。魔境の魔物と戦って散っていった者達の武具もあれば、魔境化から逃げ遅れた住人が所蔵していた美術品、魔物らが略奪した宝飾品、魔界から持ち込まれた魔法の品など、好事家にしてみれば喉から手が出るほど欲しいものが山ほど眠っとるんじゃ。当たりの品を見つけることができれば冒険家として一財産築くこともできるじゃろう」
 「へぇ~」
 冒険家か~。
 忍者になるより楽しそうだし儲かりそうだな~。いいな冒険家!
 「爺さん、雷神の腕はボクが探してきてあげるよ」
 「な?! そんな無茶なことをしちゃいかん。魔境は恐ろしいところなんじゃ。命を落とした冒険家が何人もおるんじゃぞ!」
 「う、うん……」
 爺さんがすごいこわい顔をするからボクは何も言えなくなってしまった。
 「いや、すまん。おまえさんには命を無駄にしてほしくないんじゃよ。魔境ハコネという場所は、おまえさんが思っている以上に危険な場所なんじゃ」
 爺さんは、魔境ハコネに向かったきり帰ってこなかった数人の若い冒険家の話をしてくれた。
 年寄りの話は長いなぁ。
 ボクは忍者の修行をしてきたから、そんな簡単に魔物にやられたりはしないよ。多分。
 でも、今回は爺さんの意見を尊重して引き下がることにしたよ。
 そうしたら話の流れで伝説の武器屋の店番のアルバイトをすることになったよ!
 これで色々欲しかったものが買えるようになるぞ~。
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