【くま子の冒険 28】

2007-05-23(Wed)
7月1日
 今日もとりあえずシェフィーダ先生の家で勉強。
 勉強が終わったらさっそく先生に苦情を言ってみた。
 「ボクに才能があるって言ったくせに、全然召喚できないよ!」
 「何を召喚しようとしたんだ?」
 「これ」
 ボクは、ハーヴェスの本に書いてある風の精霊の頁を指差す。
 「風の精霊ルーサイアーか。お前には無理だろう」
 「何で~?!」
 「ルーサイアーは最上級精霊だ。その能力は下級神にも匹敵する。おまえの貧弱な魔力ではルーサイアーを召喚する為に必要なゲートを作れない」
 「貧弱って何だよぅ! 才能があるって言ったじゃん!」
 「才能はあると言ったが、強大な魔力を持っているとは一言も言っていない。異世界に棲む格の高い存在を召喚するには相応の魔力の強さが必要だ。ルーサイアーほどの存在となれば文字通り強大な魔力が必要になる」
 「結局、ボクには召喚は無理ってこと?」
 「力量に見合わない召喚は無理だと言っているのだ」
 「じゃあ、どれがボクに召喚できるモノなの?」
 「光の精霊レウランスあたりが無難だろう」
 「一番最初に書いてある奴じゃん。もっとすごいのがいいな」
 「最初に書いてあるものも召喚できないようでは、他のものを召喚するなど不可能だ」
 「うぐぐぐ……」
 才能のあるボクが一番簡単なのから挑戦しなきゃいけないなんて面白くないけど、先生の言うことも正しい気がするし、仕方が無いからレウランスの召喚に挑戦。
 レウランスの召喚円陣は小さくて単純で子供でも描けそう。
 こんなので本当に召喚できるのかな?
 と思っていたら、召喚円陣の上に握り拳ぐらいの光の玉が現れた。
 「まぶしい~!」
 って言ったら光が弱くなって電灯くらいの明るさになった。
 もしかしてボクの言葉が通じたのかな?
 「これがレウランス?」
 「私も初見だが、おまえが正しく召喚できたのならレウランスだろう」
 「えー。先生は召喚したことないの? さっき言ったこととムジュンしてるじゃん」
 「私の魔力は闇の属性だ。属性的に相反する光の精霊を召喚するのは困難なのだ」
 「へぇ~」
 とりあえず、ボクも召喚魔法が使えるってことがわかったし、これからはじゃんじゃんすごいのに挑戦してみよう。
 っと、その前に伝説の武器屋の店番をしなきゃ。
 爺さんは、今日もどこかに出かけるみたい。
 出かける前に爺さんに光の精霊を召喚してみせたらすごく驚いてたよ。
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