【くま子の冒険 41】

2007-07-04(Wed)
7月14日
 今日はすごい早起きをして始発電車に乗って魔境ハコネへ。
 3時間近くかけてたどり着いた終点・浜松駅ってところが魔境ハコネの最寄駅みたい。
 箱根山まで随分距離があるように思えるんだけど、どうなってんのかな?
 駅の南口から出ると、普通の街が広がっていて魔境なんて感じは全然しない。
 でも街の中には人の姿が全然ない。
 既に午前10時近くになろうとしてる時間なのに街はシーンと静まり返っている。
 街の中を良く見ると、ほとんどの建物のガラスが割られてるしシャッターが壊されている店もあるし、ひどい有様。
 これが魔境化の影響なのかな?
 とりあえず東のほうに進んでいくと、南北に流れる川があって、その川に沿うように高さ5メートルくらいのフェンスが設置してあった。
 随分と頑丈な感じに作ってある上に2重になっていて、対岸にも設置してある。
 合計で4つもフェンスがあることに!
 魔物が入ってこないように作ってあるんだろうけど……魔物は伝説の武器屋までやってきたしなぁ。こんなフェンス、実際には意味無しなんじゃないかなぁ。
 それにしても出入り口が無いけど、どうやって向こう側に行けばいいんだろう。
 川にかかっていたらしい橋は壊されてて橋脚しか残ってないし…。
 フェンスの周囲をウロウロしていると、装甲車に乗った白い軍服の男が現れた。
 「コラ、そこの子供! ここは危険だ。家に帰りなさい!」
 「やだよ。ボクは魔境に行くんだから」
 「馬鹿なことを言ってないで家に帰れ! 死にたいのか?!」
 「うるさいなぁ。ボクのことは放っといてよ。魔物でも退治してたらいいじゃん」
 「生意気なガキだな。水島、補導だ」
 「了解であります!」
 装甲車から軍帽を目深に被った男が飛び出してきた。
 こんなところで捕まるわけにはいかないし、かといって軍人に手を出すのもヤバそうだし……。
 こんな時は逃げるしかない。
 ボクは、蔵王術でフェンスよりも高くジャンプ。
 1つめのフェンスの天辺に立った。すごくカッコイイ!
 「お前、何者だーっ?! 魔物かーっ?!」
 「バイバーイ」
 「待てコラー!」
 悔しがる軍人たちを背に、ボクは川の中に残された橋脚を跳び伝って向こう岸へ到着。
 軍人たちは、向こう岸でまだ何かわめいているけど、あんなのは無視しよう。
 川の東側の様子は、フェンスの西側よりさらにひどい感じで、完全に潰れてるような建物もちらほら。
 夏の明るい日差しとは不釣合いな不穏な景色。
 東に進むにつれて、その惨状はどんどんひどくなっていく。
 でっかい川に突き当たる頃には、周囲に建物と呼べるものは無くなっていた。
 川の向こうは暗灰色の荒地が広がっていてその先には不気味な山並みが見える。
 ついに魔境に来てしまった~って感じ。
 この先、どんな恐ろしいことが待ってるんだろう、ブルブル。
 いや、マイナス思考は良くないよね。
 とにかく今は進むことだけを考えよう。
 でっかい川は、上流に鉄橋の残骸があったから、それを使って渡ったよ。
 それから日没までは、特に変わったことは無し。
 今日はこれで終わり。
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