【くま子の冒険 64】

2007-09-23(Sun)
8月6日
 ウリムリの足は、まだパンパンに腫れていて歩けそうに無い。
 仕方がないので今日もボクがウリムリをおんぶして前進。
 雨はやんでるけど、地面はまだぬかるんでいて普通に歩くと確実に足跡が残る感じ。
 ウリムリを背負った上に蔵王術で歩くのは疲れるけど、できるだけボクが通ったという形跡は残したくない。
 ウリムリの生おっぱいに癒されつつ蔵王術で足跡を残さないように前進。
 しばらくは順調に進んでいたんだけど、日が高くなるにつれてだんだん暑くなってきた。
 木々が生い茂っているおかげで直射日光は浴びないで済むけど、空気全体が熱されてきた感じで息苦しい。
 昨日は温かく感じたウリムリの体温も今日はべたべたしてうっとうしい。
 あー! もう、その生おっぱいを鷲掴みにしたい!
 ……何を書いてるんだろう、ボクは。
 とにかく、途中で何度か休憩を挟みながら日が暮れるまで歩き続けた。
 運良く魔物に遭遇することもなく、桃美さんが追ってきている様子も無い。
 油断はできないけど、とりあえず一安心。
 と思いきや、何かがいる気配。
 魔物とは違う。
 人間かな?
 ウリムリは寝ちゃってて何も言ってくれないし……。
 まさか、また魔物に間違われたりはしてないよね?
「魔物め、逃がさんぞ!」
 うわーん、また間違えられてる!
 木の陰から若い男が飛び出してきて、長さ50センチくらいの剣をボクに突きつける。
「ボクは魔物じゃないよ」
「ウソをつくな!」
「何で信じないかな……」
「仲間を返せ。そうすれば今回は見逃してやる」
「まぁ、返せって言うなら返すけど……」
 ウリムリはぐっすり寝ていて起きる気配が無い。
「はやくしろ!」
 仕方がないので寝たままのウリムリをゆっくりと地面に下ろすと、股を広げただらしない格好に。
 もちろん体を覆っていた布切れは包帯の代わりに足に巻いたままだから胸もアソコも丸見え。
 こんな格好を男に見せちゃっていいのかな。
「はやくその女から離れろ!」
 ま、暗くなってきたし大丈夫かな。
 ボクがウリムリから離れると、木の陰に隠れていたらしい別の男が出てきてウリムリを抱きかかえる。
 その瞬間、若い男がボクに襲いかかってきた。
 でも、全然へなちょこな攻撃で、こんな攻撃なら漫画を読みながらでもかわせそう。
「今のうちに逃げろ!」
 若い男は、他の仲間に逃げるように指示を出している。
 そんなにボクは信用ならない相手に見えるのかな……。
 結局、4人ほどの男女が隠れてボクを取り囲んでいたみたいだけど、若い男も含めて全員が逃走していった。
 何かちょっと面白くないけど、ウリムリもこれで無事に村に戻れるだろうし、ボクも明日からは全速力で進めるし、一件落着だね。
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