【くま子の冒険 68】

2007-10-07(Sun)
8月10日
 朝になって目が覚めてからも4人とも裸のままでイチャイチャしてたんだけど、日が高くなってきた頃、村が騒がしくなってきた。
「ジュガラッザ、奴らが攻めてきた!」
 ボクらは大慌てで身支度を整える。
 魔物たちは、まだ離れた場所にいるものの100匹近い大群で村に向かって来ているらしい。
 この村で戦える者は30人程度って話だから、数では圧倒的に不利な状況。
「大丈夫なの?」
「ヘルトサングに援軍を要請したのだ。絶対に撃退するのだ。クマコも戦ってくれるか?」
「う、うん……」
 魔物の大群と戦うなんて怖いけど、協力しないわけにはいかないよね。
 村の大木から少し離れた所にバリケードのようなものが作ってあって、戦うことのできる者はそこに集結している。
 戦い慣れてそうな人も何人かいるけど敵の数は3倍だしなぁ。
 正攻法で迎え撃って大丈夫なのかなぁ。
 こっちは弓矢で迎撃してるけど、敵の魔物は素早くてほとんど命中してない感じ。
 木の陰に隠れながらじわじわと魔物の群れが迫ってきてる。
 何か追い詰められてる感じだよ~。
 そして各所で怒号と悲鳴と魔物の奇声が飛び交う。
 ひぃ~、どうしたらいいんだ~。
 とりあえず手近の敵を蹴り飛ばしてみると、簡単に吹き飛んであっさりと動かなくなった。
 どうやら攻めてきてる魔物のほとんどは弱い部類の奴らだね。
 片っ端から蹴り飛ばしていくか。
 でも、中には一撃では倒れない奴や、逃げ出してボクを敵陣に誘い込もうとする奴もいたりして油断できない。
 こっちの軍勢は、相変わらず数人で1匹を相手にする戦術を使ってるけど、なかなか魔物を倒すことができないでいる。
 逆に血を流して倒れている人もいるくらいで、かなりピンチな状況。
 このままじゃヤバイんじゃないかな~と、思っていたら北のほうから人間たちがやってきた。
 ジュガラッザの言っていた援軍に違いない。
 援軍の人たちは、この村の人たちよりも強いみたいで、数人でチームを組んで効率よく魔物を倒している。
 これなら何とか魔物を撃退できそう。
 で、2時間ほどの攻防の後、半分以下の数になった魔物たちは悔しそうに逃げていった。
 でも、こっちもかなりの被害が出たみたい。
 前線に出ていたほとんどの村人は大なり小なりの怪我をしてるし、死んでしまった人も……。
 もっと不幸なことに魔物に連れ去られた人までいるらしい。
 魔物を撃退したとは言っても手放しでは喜べない状況だね。
 ううむ。
 こんな状況じゃ、とても先に進むのは無理だよ。
 魔物が二度と襲ってこられないくらいに手痛い目にあわせてやらないと、ボクも安心してここを離れられない。
 こんな場所でもたもたしていたらヤバイってことはわかってるんだけどね……。
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