【くま子の冒険 78】

2007-11-11(Sun)
8月20日
 魔物たちの進軍速度がどれくらいかはわからないけど、とにかく早く村に戻ったほうがいいよね。
 逃げるにしても迎え撃つにしても時間があれば色々と準備ができるしね。
 そんなわけで全速力でカンディルマの村に進む。
 魔物に遭遇することもなく、道に迷うこともなく、順調な感じ。
 でも、さすがに1日で戻れる距離じゃないよね~。
 無理すれば、行けないこともないんだろうけど……。
 博士が食料を届けてくれたけど、体力を消耗すると食料も減る分量が多くなっちゃうから、この先のことを考えるとできれば無理はしたくないかも。
 電話とかあればいいのになぁ。
 ま、それは無理としても伝書鳩とかあればいいのに。
 役に立ちそうな召喚魔法も覚えてないし、走って戻るしかないか……。
 で、ひたすら走り続けていたら人間族と鉢合わせちゃった。
「カンディルマの勇者殿ではありませんか」
「ゆ、勇者……」
 その若い男は、ヘルトサングの人だったみたい。
「そんなに急いでどうしたのですか?」
「魔物が攻めてきそうなんだよっ!」
「なんですと?! イスケヘフは勇者殿が倒したはずではありませんか!」
「骸骨の首飾りをした強そうなのがいたんだよ」
「骸骨の首飾り?! そ、それは、もしや、こんな姿の奴でしたか?」
 こんな姿と言われて変なジェスチャーをされても良くわからないけど……とりあえず……
「うん、そんな奴だった」
「イハカハルに間違いない! 何てことだ! 奴が出てきたというのか?! これは大変なことになりました。私はすぐに村に戻ってこのことを伝えねばなりません」
 若い男は大急ぎで駆け出していった。
 イハカハルだったのかどうかは確証が無いけど、とりあえずそういうことにしておこう。
 それにしてもヘルトサングの若者は随分と驚いていたけど、イハカハルってのはそんなに恐ろしい奴なのかな~?
 確かに、知らない間に倒してたイスケヘフと比べたら明らかに他の魔物より格上な感じだったけど。
 ううむ、本格的にヤバイことになってきちゃったってことなのかな。
 魔物はカンディルマを全滅させるみたいなことを言ってたし、全滅しちゃう可能性が高いってことか……。
 早く避難するように伝えないと!
 で、今日は日が暮れてからもしばらく走ったけど、村は見えてこなかった。
 かなり近くまで来てるはずなんだけどな~。
 頑張りたいけど、もう頑張れない。
 もう休む~。
拍手する

comment form

管理者にだけメッセージを送る

comment

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
検索フォーム
カテゴリ
最新記事
バナー
 リンクの際には以下のリンクバナーをご利用いただければ幸いです。
バナー

 駒亦賀緒探偵事務所HP
クマダガ商店
リンク
vivit




時事放談と言えば、のら犬兄弟のギョーカイ時事放談
CMSの導入ならコアブロCMS
アンケート
無料アクセス解析
RSSリンクの表示